☆一番星☆
そうこうしてる間に、慎吾くんが起きちゃって……




「絢華さーん!お疲れ様でぇす!さっ、帰りましょ?」


「えっ!?」




寝起きなのに、かなりハイテンションな慎吾くん。


しかも仕切ってるし。


舜は大きく息を吐きながら、あたしの手を引いて助手席に乗せた。


慎吾くんは当たり前のように後部座席に乗った。




「絢華、今日は買い物あんの?」


「ううん、今日はないよ」


「じゃあ、このまま保育園行くな?」


「うん」




保育園までの道のりも、ずっと慎吾くんがしゃべりっぱなしで、普段からきっとムードメーカー的な存在なんだろうなって思った。


保育園で二人を連れて車へ戻ると、慎吾くんは助手席に移動してくれていた。


三人で後部座席に乗り込む。
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