☆一番星☆
『俺んとこ永久就職しにこいよ』




一度は冗談だと思って聞き流しちゃったけれど、優太がどうしても誕生日プレゼントとして、あたしがプロポーズを受けるという返事をもらいたかったらしく、同じ日に二度もプロポーズされた。




『絢華、俺と結婚してください。俺、絢華と幸せになりてぇ』




優太と過ごした中で、1番幸せな日だったのかもしれない。




『あたしがプロポーズ受けなかったらどうしてたの?』


『はは、大丈夫だ。絢華は絶対受けるって思ってたから。だってさ、絢華は俺のことすっげぇ好きだろ?俺がいねぇと生きていけねぇだろ?』




凄く自信満々で……


でも……




『俺も絢華がいねぇと生きていけねぇけどな』




そんな幸せな言葉をもらった日。


その日は一晩中愛し合った。


一生忘れられない日になった。
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