☆一番星☆
「舜、あたし……明日、優太のお墓参りへ、行ってくる」
「ん、俺が車を出してやる」
「え」
思わず顔を上げた。
「い、いの?」
「当たり前だろ?」
やっぱり、あったかい。
「絢華、我慢するな。優太さんのことで我慢はするな。俺が全部受けとめてやるから」
舜は、どうしてこんなに心が広いの?
舜の胸を押して少し隙間を作った。
服の中に入っている指輪を引っ張りだして、手のひらに乗せる。
そっと口付けをしてから、ぎゅっと握った。
「それ、結婚指輪?」
「え」
舜の声に顔を上げた。
あたし今、自分の世界に入ってた。
「絢華が、いつも大切に胸にしまってる、その指輪」
“いつも”って……
“大切に”って……
「な、んで?」
知ってるの――…?
「ん、俺が車を出してやる」
「え」
思わず顔を上げた。
「い、いの?」
「当たり前だろ?」
やっぱり、あったかい。
「絢華、我慢するな。優太さんのことで我慢はするな。俺が全部受けとめてやるから」
舜は、どうしてこんなに心が広いの?
舜の胸を押して少し隙間を作った。
服の中に入っている指輪を引っ張りだして、手のひらに乗せる。
そっと口付けをしてから、ぎゅっと握った。
「それ、結婚指輪?」
「え」
舜の声に顔を上げた。
あたし今、自分の世界に入ってた。
「絢華が、いつも大切に胸にしまってる、その指輪」
“いつも”って……
“大切に”って……
「な、んで?」
知ってるの――…?