☆一番星☆
優太とは、付き合ってちょうど二年の時で、結構ラブラブの頃だった。


大好きなおばあちゃんがいて、大好きな優太がいて……


凄く幸せな時だった。




「絢華ちゃん、俺からのクリスマスプレゼントを受け取ってほしいんだけど」


「あたしにクリスマスプレゼント?店長からもらえるんですか?」


「ん、まあ、提案してきたのは隼人だけどな」




隼人さん?




「イブの日、絢華ちゃんお休みな」


「え?」




イブの日、お休み?




「普段さ、彼氏と二人きりのデートってないんだろ?」


「店長?」




えっ、どういうこと?


言ってる意味がわからず、首をかしげる。




「絢華ちゃんの彼氏って大学生なんだろ?しかも四年生」


「はい」
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