☆一番星☆
来年
コンコンッ…
「誰?」
「俺」
「何だよ?」
入ってきた誠くんを見て、ちょっぴり不機嫌になった舜。
「久しぶりに話してぇなって思ってさ、絢華ちゃんと」
「ほんとに久しぶりだね。あたし、お葬式の時は気付かなかったから……卒業以来?」
「だな。六年ぶりか。優太さんとは何度か会ってたんだぞ」
「うん、知ってる。バスケ部の集まりにはよく行ってたから」
夜はあんまり出かけない優太だったけれど、バスケ部の集まりだけはよく行っていた。
「毎年さ、優太さんの命日らへんで集まってるのは知ってる?」
「うん、その頃になると、太一(タイチ)さんと健吾(ケンゴ)さんがいつも、優太に手を合わせに来てくれて、その集まりに誘われるんだ」
「そうだったんだ。今年は来ない?」
「どうしようかな」
「誰?」
「俺」
「何だよ?」
入ってきた誠くんを見て、ちょっぴり不機嫌になった舜。
「久しぶりに話してぇなって思ってさ、絢華ちゃんと」
「ほんとに久しぶりだね。あたし、お葬式の時は気付かなかったから……卒業以来?」
「だな。六年ぶりか。優太さんとは何度か会ってたんだぞ」
「うん、知ってる。バスケ部の集まりにはよく行ってたから」
夜はあんまり出かけない優太だったけれど、バスケ部の集まりだけはよく行っていた。
「毎年さ、優太さんの命日らへんで集まってるのは知ってる?」
「うん、その頃になると、太一(タイチ)さんと健吾(ケンゴ)さんがいつも、優太に手を合わせに来てくれて、その集まりに誘われるんだ」
「そうだったんだ。今年は来ない?」
「どうしようかな」