☆一番星☆
「きっと優太も、須藤ちゃんのことを見守ってるよ」



そう言って、あたしの頭をポンポンとしてくれた。



「太一さん、ありがとう」



舜の方を見ると、誠くんと話していて……



「誠と知り合い?」


「はい、誠くんの弟なんです。あたしも最近知ったんですけど」


「へぇー」


「絢華、帰れる?」


「うん」



舜は半分寝てる優華を抱き上げて、みんなに頭を下げてから、先に出ていった。



「須藤ちゃん、また声かけるから、来れる時には来なよ?」


「はい、ありがとうございました」



そう言って、店を出た。
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