☆一番星☆
舜の車に乗り込むと、優華はもうすでに寝ていた。
「舜、ありがとう」
「いや、つか、“須藤ちゃん”って何?」
「あたしの旧姓。優太と結婚する前は“須藤絢華”だったんだ」
「そうなんだ」
「うん」
「絢華、相当泣いただろ?」
「うん」
やっぱり、そう思うくらいひどい顔をしているんだろうな。
「でも、行って良かった。仲間って凄いね。優太があんなにたくさんの人に慕われていたなんて……感動しちゃった」
「絢華から話を聞いてるだけでも、凄い人だったんだろうなって思ってたよ」
「うん」
「それ、何?」
「え?」
「絢華が今、手に持ってるやつ」
あ……
あたし、ずっと握り締めていたんだ。
「優太が高校時代に着ていたユニフォーム。太一さんが持っていてくれたんだって」
「舜、ありがとう」
「いや、つか、“須藤ちゃん”って何?」
「あたしの旧姓。優太と結婚する前は“須藤絢華”だったんだ」
「そうなんだ」
「うん」
「絢華、相当泣いただろ?」
「うん」
やっぱり、そう思うくらいひどい顔をしているんだろうな。
「でも、行って良かった。仲間って凄いね。優太があんなにたくさんの人に慕われていたなんて……感動しちゃった」
「絢華から話を聞いてるだけでも、凄い人だったんだろうなって思ってたよ」
「うん」
「それ、何?」
「え?」
「絢華が今、手に持ってるやつ」
あ……
あたし、ずっと握り締めていたんだ。
「優太が高校時代に着ていたユニフォーム。太一さんが持っていてくれたんだって」