☆一番星☆
素直になるって、簡単なようで難しく、難しいようで、……凄く簡単だった。


その日の真夜中に、家へ帰ってしまった舜へ電話を掛けると……


仕事で疲れて、いつもなら寝てしまっている時間だったのに、舜はすぐに電話に出た。



「あたし、舜のこと好きすぎるから、どうしていいのかわからなくなって、つい素っ気ない態度とっちゃった。……ごめんなさい」



そしたら、真夜中なのに、舜はすぐにアパートへやってきて……


顔を合わせた瞬間、ぎゅっと抱き締められた。
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