☆一番星☆
子供達が寝たあと……



「そういえば、絢華に免許の更新のハガキがきてたけど、車の免許を持ってたんだ?」


「……うん」



今年の誕生月が免許の更新だった。


でも正直行こうか行かないか迷っていた。



「もう行ってきたのか?」



首を横に振りながら……



「たぶん行かない」


「は?何で?」


「もう運転はしないし、……ていうか、できないし」



鼻がツンとして……


目頭が熱くなって……


あっという間に涙がこぼれた。



「絢華?」
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