☆一番星☆
「絢華への見る目が変わったのは、それから二ヵ月近く経った頃だった。……その日はファミレスでやってたレポートに集中しすぎて、いつもより長くいたんだ。外へ出た時、すっげぇ泣いてる女の子がいて、……そこに凄い勢いで走ってきたのが、……絢華だった」
……覚えてる。
二~三才くらいの女の子が転んで、膝を擦り剥いて血を流していたんだ。
「女の子を一生懸命なだめてる絢華が、いつもと違っていて、そんな絢華から目を離せなくて……、俺、ずっと見てた」
あの時、女の子がなかなか泣き止まなかったから、凄く困ったんだ。
「そのうち、絢華がバッグから絆創膏を取り出して、その子の膝に貼ってあげたら……、女の子がすっげぇ嬉しそうに笑って」
蒼太がよく転んで擦り剥いちゃうから、いつもアンパンマンの絆創膏を持ち歩いていた。
それをその女の子の膝に貼ってあげたんだ。
……覚えてる。
二~三才くらいの女の子が転んで、膝を擦り剥いて血を流していたんだ。
「女の子を一生懸命なだめてる絢華が、いつもと違っていて、そんな絢華から目を離せなくて……、俺、ずっと見てた」
あの時、女の子がなかなか泣き止まなかったから、凄く困ったんだ。
「そのうち、絢華がバッグから絆創膏を取り出して、その子の膝に貼ってあげたら……、女の子がすっげぇ嬉しそうに笑って」
蒼太がよく転んで擦り剥いちゃうから、いつもアンパンマンの絆創膏を持ち歩いていた。
それをその女の子の膝に貼ってあげたんだ。