☆一番星☆
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翌日、優太が眠っている場所へ、舜と結婚することを報告しに行った。


舜と付き合い始めた頃、優太はあたしの夢の中で、あたしの幸せを願ってくれるって、これから幸せになるのを見守ってくれるって、そう言ってくれた。


だからきっと、この結婚も許してくれるよね。




アパートに帰ってから、優太の前で二つの指輪がついたネックレスを外した。



「優太、これは優太が持ってて」



そう言って遺影の前に置いた。
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