☆一番星☆
「なぁ、絢華ちゃん。……俺、たまにこうやってここに来ちゃダメかな?」


「えっ?」




ここに……って、どういうこと?




「俺、ずっと絢華ちゃんのことが好きだった」


「は、隼人さん?」




流していた涙がピタッと止まった。




「できれば、いつかは蒼太と優華の父親になりたいって思ってる」


「ちょっと、待ってっ」




展開が早すぎてついていけない。




「絢華ちゃんの心の中には、今でも優太くんしかいないってわかってる。でも俺、絢華ちゃんの傍で、絢華ちゃんのことを、……蒼太と優華のことを守りたい」


「……隼人さん、気持ちは嬉しいけど、……あたしまだ、そういうことは考えられない」
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