☆一番星☆
「ママいい?」




どうしよう……


またお願いしちゃってもいいのかな?




「隼人さん、いいの?」


「俺はいつでもオッケーだけど」




笑顔でそう言ってくれる。




「じゃあ、お願いします。……蒼太、ちゃんと隼人さんの言うことを聞くのよ?」


「うん!やったぁー!」


「ゆうかもはいる!」


「じゃあまた三人で入ろうな」


「「うん!」」




三人でワイワイやってる。


蒼太も優華も凄く楽しそう。


そんな二人の姿に、やっぱり頬が緩む。




「絢ちゃん、彼は彼氏候補なの?」




そんなあたしに、麻衣ちゃんがコソコソと話してかけてきた。




「どうかな。あたしはまだ優太のことしか考えられないから」


「そっか」




麻衣ちゃんとは、結婚してあのアパートに住み始めてからの付き合い。


優太が生きていた頃から、家族ぐるみで付き合っていたから、あたしがどんなに優太のことを愛していたかも、事故に遭ったときのことも、すべて知ってる。
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