☆一番星☆
「ママー!ゆうかのめにおすながはいったよ!」
「え!?」
蒼太の声に、優華を見ると目を擦りながら泣いていた。
慌てて優華の元へ走る。
「優華!大丈夫?」
そのまま優華の手を引いて、水道まで行き、目を洗って、ハンカチで拭いてあげると……
「もういたくない」
「良かった。砂の付いた手で、目を擦ったんでしょ?」
「うん」
やっぱり……
「今日はもう帰ろうか」
「えーやだ!まだあそぶもん!」
帰るタイミングかなと思って言ってみたんだけど、見事に否定される。
「じゃああと10分だけね」
「「はぁーい!」」
なんて、二人とも笑顔で言っているけれど、ちゃんとわかってるのかな。
それに、優華は目が痛かったのを忘れちゃったのか、蒼太の横に座って、また砂遊びを始めた。
「絢華さんの子供ですか?」
「あ、ごめん。……話の途中だったね」
目の前のことに夢中になっていて、佐伯くんのことをすっかり忘れていた。
「え!?」
蒼太の声に、優華を見ると目を擦りながら泣いていた。
慌てて優華の元へ走る。
「優華!大丈夫?」
そのまま優華の手を引いて、水道まで行き、目を洗って、ハンカチで拭いてあげると……
「もういたくない」
「良かった。砂の付いた手で、目を擦ったんでしょ?」
「うん」
やっぱり……
「今日はもう帰ろうか」
「えーやだ!まだあそぶもん!」
帰るタイミングかなと思って言ってみたんだけど、見事に否定される。
「じゃああと10分だけね」
「「はぁーい!」」
なんて、二人とも笑顔で言っているけれど、ちゃんとわかってるのかな。
それに、優華は目が痛かったのを忘れちゃったのか、蒼太の横に座って、また砂遊びを始めた。
「絢華さんの子供ですか?」
「あ、ごめん。……話の途中だったね」
目の前のことに夢中になっていて、佐伯くんのことをすっかり忘れていた。