☆一番星☆
甘えられない
.


あれから蒼太と優華はお昼寝をたっぷりして、二人とも甚平を着た。




夕方、隼人さんが迎えに来てくれて、一緒に花火大会の会場へ向かった。


近くまで車で行って、そこからは歩いた。


とにかく凄い人で、こんなにたくさんの人を見たのは、ほんとに久しぶりで、花火を見る前に疲れてしまった。


蒼太と優華は楽しみな気持ちの方が強いらしく、とにかく元気だった。




座る場所を確保して、そこに座る。


隼人さんの足の上には蒼太が、あたしの足の上には優華が座った。


こうやっていると、端から見れば隼人さんがパパに見えちゃうんだろうな。


隼人さんはいい人だけれど、パパは優太だけだから……


ちょっぴり複雑。
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