☆一番星☆
気持ち
.


紗羽が入浴中、蓮くんと二人になった。




「蓮くんって、紗羽がずっと忘れられなかった元彼のことを、忘れさせたんでしょ?」


「そんなにカッコイイもんじゃないですけど、振り向いてくれた時はすっげぇ嬉しかったです」


「そうなんだ。……なんか、そういうのいいね」


「でも、元彼からプロポーズされた時はかなり焦りましたよ」


「そういえば、そんなこと言ってた」




蓮くんとうまくいき始めた矢先に、目の前に元彼があらわれて、プロポーズされたって。




「でも確かにそれは焦るよね」


「はい」
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