裏表
「そういえば女子だったな…まぁいいや!
てかお前、そのキャラ作ってるだろー!」
『いえ。何故ですか?』
ばれた?最悪…
「だって最初のシュートの時、
性格なんか滅茶苦茶違かったし
ってかキレてたよな…。
別に隠さなくていいぜ!
女子達には隠せばいいんだろ?
お前も大変なんだな~」
奏は、確信したように言った
はぁーしょうがねぇな
ばれたし
『奏くんはばらしそうな奴
じゃなさそうですからもういいです。
このキャラは表向き。
本当の僕のキャラじゃないです』
「やっぱりかー
俺の前では普通でいいから!
じゃぁ改めてよろしくな!」
『…あぁ』
「いきなり変わるとびびるなww」
『お前が、これでいいって言ったんだろ』
「まぁなー」
奏は、口調が変わっても
生徒会メンバーと同じく
普通にしゃべってくれている
小学校の時この性格のせいで
周りは誰も近づかなくなった
その時まだ考えが子供だった俺は
とても悲しかったでも、
俺に話しかけてくれたのが
葵だった。
その時は
とっても嬉しかったし
葵がいてくれれば
何でもできると思った
中学校は何故か
王子キャラで頑張ったけど。
だけど、もう疲れたから
高校は普通の性格で行こうとしたのに
入学式のあれで終わった。
まぁもう気にしてないけど
生徒会の人たちには嫌われて
生徒会をやめさせてくれると思ったから
普通の性格に戻ってもいいか?
ってすぐに言った
すぐにやめたかったから
葵がいればそれでいい。
なのにみんなは普通に接してくれた
少しおせっかいと
しか言いようがないが