裏表

要side


もう開始10分前じゃねーか!


みんな硬直してるし


あいつはいね―し…


なぜか俺はなにもいわず


ただ屋上に向かって走った


 バンッ


『ゆいー!』


「オレンジ…」


『オレンジって…もうすぐはじまんぞ


 早く帰ってこい!』


「わかった…今いく


 で、皆は?」


『硬直してる』


「…なんで?」


『お前のせいだろ』


「俺が変なとこ見せたせい?」


『…まー』


唯は感情をだしたことについて

思い込んでいる用だった

前々違うつーの


『お前のせいだけど


お前のせいじゃないから


お前はお前らしくしてろ!!』




少し沈黙が入った後

いつものうざったらしい

唯の口調で


「意味わかんない。


何の話してんの?」


『は?』


「あいつらが硬直してる


って話からなんで


自分らしくしてろ


って話になってるわけ?」


『はっ?だってお前

 自分が表情だしたのをみんなに見られて

 落ち込んでたんじゃねーの?』

「俺が落ち込むと思うか?」


『滅相もございません。』


「ただ単に俺が


こんなにも表に感情を


だせる事にびっくりして


出てっただけだけど?」


『…』


唯は唯だった…


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