恋 泥 棒 【短編集】
私の名前は『ウエダ』。
いつもここから最寄りの駅で降車する。


彼が私について知っているのも、恐らくこの程度の情報だろう。





私たちはお互いを詮索しない。

ただ毎晩このコンビニから数十分のドライブをし、またこの場所で解散するだけ。
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