『恋』なんて言葉…
『なぁー』
なんか急に隣から声が聞こえた
面倒くさいけどしょうがないか…無視してもいいけど
『なに?』
『あんた名前は?』
なんであんたなんかに名前教えないといけないの!?
ってか、私の名前なんか聞いてどうするんだよ!?
面倒くさいから無視しておいた
でも相手も引き下がらない。
『なぁ、名前は?』
ってうるさい
『皐月。水瀬皐月』
しょうがないから教えてあげた。
ってよくよく見ると廊下で騒がれていた人だった
まぁ、どうでもいいけど
『なぁ、俺の名前聞かねえの?』
いやいや、あんたの名前なんて教えてもらわなくてもいいし!
無視していたら、自分の名前を何回も言い出した
『俺は香月海斗。香月海斗、香月海斗、香月海斗、香月海斗』
『だぁーっ、うるさいっ!!1回でいい、1回で!』
ってか、ナゼに関わってくるんや!
ほっとけ!
それから私は完全無視に決め込んだ。
桜も私と香月のやりとりを見て笑っていた。
何が面白いんやっ!?
はぁー……疲れるわー
他にも香月は言ってたけど無視、無視。