『恋』なんて言葉…

『なぁー』

なんか急に隣から声が聞こえた

面倒くさいけどしょうがないか…無視してもいいけど

『なに?』

『あんた名前は?』

なんであんたなんかに名前教えないといけないの!?

ってか、私の名前なんか聞いてどうするんだよ!?


面倒くさいから無視しておいた


でも相手も引き下がらない。

『なぁ、名前は?』
ってうるさい

『皐月。水瀬皐月』
しょうがないから教えてあげた。

ってよくよく見ると廊下で騒がれていた人だった

まぁ、どうでもいいけど

『なぁ、俺の名前聞かねえの?』


いやいや、あんたの名前なんて教えてもらわなくてもいいし!

無視していたら、自分の名前を何回も言い出した


『俺は香月海斗。香月海斗、香月海斗、香月海斗、香月海斗』

『だぁーっ、うるさいっ!!1回でいい、1回で!』

ってか、ナゼに関わってくるんや!
ほっとけ!

それから私は完全無視に決め込んだ。

桜も私と香月のやりとりを見て笑っていた。

何が面白いんやっ!?
はぁー……疲れるわー

他にも香月は言ってたけど無視、無視。
< 5 / 20 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop