いっしょに☆鬼退治に行きませんか?
「…死んだ…鬼の魂…」
「オレ達は、それを“死鬼”【しき】とよんでいる。
…多分、オマエがこの世界に召喚されたことに気付いて、いつの間にか体に取り憑いたんだろう。
で、結界に足を踏み入れたため暴れ出したって訳だ」
“鬼”という言葉に漠然としていた。
鬼…
そんなものが本当にいるの!?
でもって、私が…桃太郎?
あまりに唐突過ぎて思考がついていかない。
「やっと来たね…」
聞き覚えのある声に顔を上げると、おばあさんが立っていた。
青ざめた顔の私を見ると、おばあさんは察したように目を細め「…奥で話そう」、そう一言だけ告げると奥へと姿を消した。
「…立てるか?」
私は彼の言葉に頷いた。
おばあさんの最初の言葉通り、話を聞かなきゃ何も始まらないと思った。
行くしかない。
決意し立ち上がると、おばあさんの後を追うように歩き出した。
「オレ達は、それを“死鬼”【しき】とよんでいる。
…多分、オマエがこの世界に召喚されたことに気付いて、いつの間にか体に取り憑いたんだろう。
で、結界に足を踏み入れたため暴れ出したって訳だ」
“鬼”という言葉に漠然としていた。
鬼…
そんなものが本当にいるの!?
でもって、私が…桃太郎?
あまりに唐突過ぎて思考がついていかない。
「やっと来たね…」
聞き覚えのある声に顔を上げると、おばあさんが立っていた。
青ざめた顔の私を見ると、おばあさんは察したように目を細め「…奥で話そう」、そう一言だけ告げると奥へと姿を消した。
「…立てるか?」
私は彼の言葉に頷いた。
おばあさんの最初の言葉通り、話を聞かなきゃ何も始まらないと思った。
行くしかない。
決意し立ち上がると、おばあさんの後を追うように歩き出した。