いっしょに☆鬼退治に行きませんか?
鬼の存在
真夜中。
眠れそうにない私は、部屋を抜け出し縁側へと出た。
夜空に浮かぶ月
無数の煌めく星
それは普段目にしていた夜空と何も変わりはなかった。
寧ろ、より輝きを増している。
「…綺麗」
異世界で、月や星が見られるなんて思ってもいなかった。
自分が暮らす世界とは違う───心のどこかで、そう思っていたから。
でもその輝きは、なにも違ってなどいなかった。
元の世界に帰ってきたんだと思ってしまえるほどに…とても綺麗だった。
だから、ふと疑問が浮かんだ。
「…鬼…。ホントにいるのかな…?」
こうしていると、平和そのものだった。
鬼がいるなんて思えない。
「…死鬼を見ただろう…」
「!!」
その声に驚き振り返ると人影が───
姿を現したのは、碓河だった。
眠れそうにない私は、部屋を抜け出し縁側へと出た。
夜空に浮かぶ月
無数の煌めく星
それは普段目にしていた夜空と何も変わりはなかった。
寧ろ、より輝きを増している。
「…綺麗」
異世界で、月や星が見られるなんて思ってもいなかった。
自分が暮らす世界とは違う───心のどこかで、そう思っていたから。
でもその輝きは、なにも違ってなどいなかった。
元の世界に帰ってきたんだと思ってしまえるほどに…とても綺麗だった。
だから、ふと疑問が浮かんだ。
「…鬼…。ホントにいるのかな…?」
こうしていると、平和そのものだった。
鬼がいるなんて思えない。
「…死鬼を見ただろう…」
「!!」
その声に驚き振り返ると人影が───
姿を現したのは、碓河だった。