いっしょに☆鬼退治に行きませんか?
「いたっ!…」

思わず声を上げた時だった。
床に落とした本の真っ白なページが強烈な光りを発し輝き出した。
思わず目を瞑る。

「っ、眩しい…」

そう呟いた瞬間、突然物凄い力で光の渦に引き寄せられた。

「なに!?…きゃあぁっ!!」

必死に抵抗するものの、私の体は呆気なく光りの中に吸い込まれ、ポッカリと空いた穴の中に真っ逆さまに堕ちていった─────

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