いっしょに☆鬼退治に行きませんか?
「…どうなってるの?」
突然の状況に戸惑っていた。
図書館にいたはずなのに、気づけばこんな所にいて人々に奇妙な視線を向けられている。
訳がわからないまま、そのままへたり込んだ。
どうしよう…
すぐに思ったのがそれだった。
この不思議な出来事に答えは出ない。
だけど、このままこうしていても何も始まらない。意を決し出ようと立ち上がった時だった。
「──おーい!大丈夫か?」
頭上から能天気な声が響いてきた。
誰かが覗き込んでいる。
逆光で顔はよく見えないが声から察するに若い青年だろうか。
大丈夫って言えば大丈夫だけど…
「まあ…一応…」
困惑しながら曖昧に答えた。
「そっか。…じゃあ、ここから出るから掴まれ!」
そう言って青年の手が伸びてきた。
突然の状況に戸惑っていた。
図書館にいたはずなのに、気づけばこんな所にいて人々に奇妙な視線を向けられている。
訳がわからないまま、そのままへたり込んだ。
どうしよう…
すぐに思ったのがそれだった。
この不思議な出来事に答えは出ない。
だけど、このままこうしていても何も始まらない。意を決し出ようと立ち上がった時だった。
「──おーい!大丈夫か?」
頭上から能天気な声が響いてきた。
誰かが覗き込んでいる。
逆光で顔はよく見えないが声から察するに若い青年だろうか。
大丈夫って言えば大丈夫だけど…
「まあ…一応…」
困惑しながら曖昧に答えた。
「そっか。…じゃあ、ここから出るから掴まれ!」
そう言って青年の手が伸びてきた。