今までの自分にサヨナラを


こんなふうに思えたのは初めてで、こんな気持ちになる日がくるとも思わなかった。


私は彼に出会っていつのまにやら変われたらしい。


この木漏れ日のように、彼からいっぱい光を注いでもらっているから。


そんな優しい彼には、きっと感謝してもしきれない。


私は彼にもらってばかりだ。


一体、どんな言葉なら彼に想いが伝わるだろうか。


不器用な私には、すぐに伝え切れるわけがない。


どんなことをしても、どんな言葉を紡いでも足りないんだ。


でも、今の想いだけでも、ちゃんと彼に伝えたい。



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