今までの自分にサヨナラを
彼はいつだって変わらずに、太陽みたいにとびきりの笑顔をくれる。
私はそんな笑顔に、彼の存在に、ずっと恋しているんだ。
「これからは二人で乗り越えていこうね。ずっと一緒だから――」
彼は穏やかに微笑んで見つめ、やわらかな声で未来を紡ぐ。
私は彼の綺麗な瞳の輝きに見惚れて微笑み返した。
そして、迷わず頷いた。
彼は、その笑顔がどんなに勇気を与えているかきっと知らないだろう。
私は、その太陽のような光があれば、もう闇には迷わない。
彼となら、私はこんな足でもきっと一緒に歩んでいける。