I love you....?
科学準備室は第4館にあり結構歩く。
間に合うかな。
これは間に合わねーな。
よし、サボるか。
そんなことを思いながら俺はUターンをして第2館の屋上にむかう。
唯一、屋上の鍵が壊れているところだ。
その事を知っているのは多分俺と真司だけだ。
階段をのぼって屋上に繋がるドアをあける。
俺の目にうつったのは、
フェンスを乗りこえて今にも飛び降りようとしている女の子だった。
「おいっ!!なにしてんだよっ!!」
俺は叫びながら走ってフェンスに向かう。
俺に気付いた女の子は長い髪を靡かせながらこちらを向いた。