I love you....?
「私、夏になるとみんなから変な目で見られるの。」
咲香は小さな声で良く晴れた空を見上げながら言った。
「私、自分が大嫌いなの。
この顔が、
この腕が、
この脚が、
このからだが。」
蝉の声に負けそうな声でゆっくりと、ぽつりぽつりと話す。
「咲香……。」
「私今夜の街にいるの。
あそこが私を綺麗に汚してくれるの。」
夜の街………?
「知らないおじさんや頭が悪そうな大人の相手をするの。」
売春、援交……そんな文字が俺の頭をぐるぐる回る。
「なにも感じないから、いっぱい切るの。」
切る…?
手首をか?