オレ、トーフ。【短】
その後しばらくしてからリビングに戻って来たのは、やっぱりトーヤだけだった。


「アンアンアンッ!!」


トーヤのバカヤロー!


またオレを仲間外れにしたなー!


二人で何してたんだよー!


「わかった、わかったよ……」


必死に抗議をするオレを抱き上げたトーヤが、眉を下げて笑った。


「だって、お前がいたら柚葉を独占するだろ?」


「アンアンッ!」


当たり前だー!


ユズハはオレの恋人だぞー!


トーヤは抗議をするオレを見ながら、困ったように笑っていた――…。


< 23 / 55 >

この作品をシェア

pagetop