♥魅惑の恋♥
大嫌いなのに・・・好きになる

私、涼宮ハクはいつものように学校に行って、いつもと変わらない日々を
送っていたのに、アイツに会ってからは、全然変わってしまった・・・。

『ハク~!ハク!!』

誰かが、私を呼んでる?

『ハク!!返事をしてよっ!』

『あっごめん、気づかなかった・・・。』

『大丈夫?なんかあった?私でいいなら聞くよ?』

『ううん、大丈夫!ちょっとボーッとしてただけw』

『ならいいけど・・・。』

今私を心配してくれた子は私の【幼なじみ・大親友】松村麗華

ここは、寮制だから各部屋に二人組になって過ごす。
普通なら、女子は女子、男子は男子の方がいいのに、
ここの管理人たら、女子と男子の二人組にするなんて!
おかげで私は学校1モテる早川朱雀と同じ部屋になっちゃったじゃない
性格はまぁまぁいいほうだけど男の子と同じ部屋だなんて、はぁ・・・。

『ハク、ホントに大丈夫なの?保健室に連れて行こうか?』

『じゃぁ・・・ちょっと保健室に行くよ・・・。』

『じゃぁ、私が一緒に・・・』

『俺が行くよ』

『えっ?』

『俺、コイツと同じ寮だから、・・・後暇だしなぁ///』

この男子が学校1モテる早川朱雀

『あぁ、そうありがとう』

『じゃぁね・・・ハク』

『そんなぁ、見捨てないで~』

『何が、「見捨てないで」だっ!』

『すいません・・・』

『それでいい』

この俺様が!!ふざけんなっ!

『お前、今、俺のこと、「俺様とか、ふざけんな」とか、思ったろ』

『えっいや、思ってないよぉ?』

『ふ~ん』

あぁ!!危かあった~バレるかと思った、バレたら何されるかわかんないからなぁ

『ふ~ん』

『何よ!』

『やっぱり思ってたんだな』

『だから、思ってないって』

『顔に書いてある』

『えっ??』

『だから、顔に書いてあるんだよ』

『嘘・・・』

『嘘言ってどーすんだよ、バーカ』

『・・・』

『あのさ、お前スキな奴とか、付き合ってる奴とか、
いるのか?///』

『どうしたの?急に?』

『いいから答えろ!』

『別にいないけど・・・どうして?』

『そうか』

今、かすかに笑った気がする。絶対、私のこと
どうせ、可愛くないからモテないとか思ってるんだろうな・・・
でも、私だって告白くらい何回かあるんだから!





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