ヘタレ王子とヤンキー姫
昼休みに入り、樺音と恵美が屋上に集合した。

「あれ?颯太は?」

「どうせ動き回って寝てんだろいつものパタだよ。」

「誰よりも食べるの大好きなあいつが?ありえないから。」

「言われてみればそうだな。」
そんな会話をしているところに、颯太が顔を出した。

「こいつ同じクラスだったから連れてきた。」

「どうも。」

そこには、春樹がたっていた。

「あっ春樹くんじゃん。同クラだったんだ。だからグラウンドにいたのね。」

「また見てたのか?」

「もち。あっじゃぁさ自己紹介しようよ。
私松井恵美。っでこっちが坪井颯太。そして彼女こそ、闇の女王、またの名を、世直し隊長と言われる…桃山樺音。こんな性格なのに名前がチョーかわいい。」

「うっせーよ。」

「世直し隊長は初耳だ。」

「俺も。」

「当たり前じゃん。今私がつけたんだもん。」

「センスねぇなぁ。」

「うるさいなぁ。」

結局みんな、放課後まで盛り上がっていた。
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