ヘタレ王子とヤンキー姫
夜は僕の部屋に樺音と僕、両親の部屋に恵美と颯太が寝ることになった。

作戦1.樺音が座ったらその上に座る。

樺音はベットに座って、携帯をつつき始めた。

あっ横になった。

「…なに見てんの?」

気付かれた。

「別に?」

「まだすねてんのかよ。いい加減しつこいぞ。」

怒られました…。

「拗ねてないよ。」

拗ねてはないけど、座ってほしい。

よしっ、強硬作戦にうつる。

「樺音〜抱っこして?」

あっ固まった(笑)

「…はぁ?バカじゃねぇの?てめぇいくつだよ。」

そこまで言わなくてもいいじゃん。

泣いちゃうよ?

「だって…怖かったんだもん」

顔が赤い。

やったぁ!勝った!!

へっ?違う…そうじゃなくて。

樺音力ありすぎだから。

樺音の唇と僕の唇が重なる。

…負けました。
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