ヘタレ王子とヤンキー姫
春樹はまだ寝息をたてて寝てる。


寝顔がかわいすぎ///


「春樹…朝ご飯できたぞ。」


…起きない。

強行手段に出るか。

春樹の布団を無理矢理とる。

「寒いよ〜(涙)」

「起きろよ。朝だぞ。ってかもうすぐ昼だぞ。」

「ママ〜樺音がいじめる〜」

「いねぇだろ。」

「うん。」

春樹は返事をしたきり動かない。


…(怒)

「お・き・ろ!!」

耳元で叫ぶ。


「何々!?」

やっと起きたか。

「え〜ん(泣)」

なぜなく?

「どうした?」

「樺音が怖いよ〜。」

何でだよ!!

「怒らないでよ〜。」

朝からキレるほど元気じゃねぇよ。

「怖くないよ。」

とりあえずキスしてみた。

…口塞いでる間だけ、泣き止んだ。

「ヒック…え〜ん(泣)」

ダメか。

腹へった。

連れていこう。

俺は春樹を抱えて、階段を降りた。
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