ヘタレ王子とヤンキー姫
said MEGUMI
樺音と春樹が喧嘩した。
何か写真の事で春樹が怒ってたけど…。
あれっ?あれ確か…。
樺音の幼馴染みの…。
私も何回かしか話したことないから詳しくは知らないけど。
「ねぇ樺音…あの子確か…」
「いいんだよ。あいつは、ずいぶん傷ついてきた。自分自身のことでな。俺らにとって春樹は、大切な仲間だけど…卓也は春樹の存在すら知らない。」
「でも私たちにはすんなり自分からカミングアウトしてくれたじゃない。」
「それだって何回か遊んでやっとだろ?カミングアウトするときでもかなり勇気を出した。
あったこともねぇやつに、自分の事話されるのは、いい気がしねぇだろ?」
そうだけど…。
このままじゃ二人は…。
「いいんだよ…。こんなことでおわっちまうなら、その程度だったってことだよ。」
樺音…。
いつも誰かのために耐えて、自分を押さえて…。
バカだよ。
世紀末のバカじゃん。
私は納得できないよ。
私ならきっと耐えれずにしゃべってる。
彼の気持ちもわかる。
葬りたい過去だってことも。
でも…友達を傷つけてまで、突き通したい嘘なんてきっとないし、そんな嘘突き通す必要すらない。
樺音と春樹が喧嘩した。
何か写真の事で春樹が怒ってたけど…。
あれっ?あれ確か…。
樺音の幼馴染みの…。
私も何回かしか話したことないから詳しくは知らないけど。
「ねぇ樺音…あの子確か…」
「いいんだよ。あいつは、ずいぶん傷ついてきた。自分自身のことでな。俺らにとって春樹は、大切な仲間だけど…卓也は春樹の存在すら知らない。」
「でも私たちにはすんなり自分からカミングアウトしてくれたじゃない。」
「それだって何回か遊んでやっとだろ?カミングアウトするときでもかなり勇気を出した。
あったこともねぇやつに、自分の事話されるのは、いい気がしねぇだろ?」
そうだけど…。
このままじゃ二人は…。
「いいんだよ…。こんなことでおわっちまうなら、その程度だったってことだよ。」
樺音…。
いつも誰かのために耐えて、自分を押さえて…。
バカだよ。
世紀末のバカじゃん。
私は納得できないよ。
私ならきっと耐えれずにしゃべってる。
彼の気持ちもわかる。
葬りたい過去だってことも。
でも…友達を傷つけてまで、突き通したい嘘なんてきっとないし、そんな嘘突き通す必要すらない。