ヘタレ王子とヤンキー姫
和解
樺音の問いに、二人は考え込んでいた。
「どう思う?」
「不思議ではないんじゃないかな?だって理名さんの子だよ?何かしらの能力を受け継いでいても、おかしくはないよ。」
「俺もそう思うな。」
それは先週、元親友を殴ろうとした時のことだった。
樺音はあれからずっと、その事ばかり考えていた。
なぜあのとき、春樹は樺音を止められたのか。
「そりゃ俺だって、本気だしたわけじゃないぜ?でも半分以上の力は出てた。」
「樺音…あのときお前なに考えてたんだ?」
「俺はもう、あいつを許してる。けど…まだ疑ってる。何か企んでるんじゃねぇかって。」
「でもあの子は、樺音に本気で、許してもらおうとしてた。」
「知ってる。俺だってそこまでバカじゃねぇ。」
「だろうな。マジで許せねぇ相手なら、春樹ぶっ飛ばしてでも殺してたろうし。」
「今そんなことはいいんだよ。これはあいつと俺の問題だから。問題は春樹だよ。」
「理名さんに聞くのが一番だと思うよ。」
恵美の提案で、3人は、理名の元へ向かうことにした。
「どう思う?」
「不思議ではないんじゃないかな?だって理名さんの子だよ?何かしらの能力を受け継いでいても、おかしくはないよ。」
「俺もそう思うな。」
それは先週、元親友を殴ろうとした時のことだった。
樺音はあれからずっと、その事ばかり考えていた。
なぜあのとき、春樹は樺音を止められたのか。
「そりゃ俺だって、本気だしたわけじゃないぜ?でも半分以上の力は出てた。」
「樺音…あのときお前なに考えてたんだ?」
「俺はもう、あいつを許してる。けど…まだ疑ってる。何か企んでるんじゃねぇかって。」
「でもあの子は、樺音に本気で、許してもらおうとしてた。」
「知ってる。俺だってそこまでバカじゃねぇ。」
「だろうな。マジで許せねぇ相手なら、春樹ぶっ飛ばしてでも殺してたろうし。」
「今そんなことはいいんだよ。これはあいつと俺の問題だから。問題は春樹だよ。」
「理名さんに聞くのが一番だと思うよ。」
恵美の提案で、3人は、理名の元へ向かうことにした。