ヘタレ王子とヤンキー姫
恵美が前を見ると、次は少年が、唖然としてたっていた。

「なんだこの状況?」

「颯太じゃーん。ウケるんだけど、聞いてよ。」

颯太は、樺音と恵美の友人であると同時に、恵美の彼氏でもある。

恵美は、樺音から聞いたことをそのまま話した。

「っで?何で樺音は寝てんだ?」

「すねた(笑)女王様がすねた。威厳もなにもないよね。」

「女王になった覚えはねぇ。」
いつの間に起きていたのか、樺音は恵美を睨みながら呟いた。

「まぁまぁ、とりあえずこいつはいつまで泣いてんだ。」

「知らねぇよ。ほっときゃ泣き止むだろ。」

「そうだな。ってか次体育だから、俺出るわ。」

「行ってこいよ。スポーツバカ。」

「一言余計なんだよ。じゃぁな闇に生きる女王様。」

颯太は手を降りながら、帰っていった。
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