リアル☆スター
「はぁ!?私、送ってません!」
「送ってない?でも、届いたわよ」
「いや、仮に届いたとして、なんで合格?」
「貴方の顔、女受けしそうだもの」
えー…と
つまり、私が出した履歴書が
何故かアイドル事務所に届き
社長に私の顔が認められ
見事に合格!
万歳!万歳!!万歳!!!
…じゃなくてッ
「いや、おかしいでしょ?」
「何処が〜?」
「いや、あのね、社長様?」
「それに…この仕事、成功すると高収入よ」
こうしゅうにゅ…?
高収入!?
貧乏一家に育った私にとって
その言葉は痛い
「…あの、具体的にいくら位?」
「100万?いや1000万も夢じゃないわ」
1000万円!?
「やります」