略奪愛
妖しい笑み

"また会えたね"

みたいに笑ってる


「こ…んにちは…」


私今どんな顔をしてる?


多分すごい顔してる…

目が離せない
引き込まれそう…


「奏?おーい!?」


何分たった?
雄大さんを見て数秒しかたってないと思うのに…

まるで5分…10分…
たってるようだった


「真理ちゃん…」


「行くよ?なに固まってるの?」


真理ちゃんが話しかけるまで私は動かなかった



「うん…」


フイと視線を外して歩き始めた


だけど…
背中には雄大さんの視線が突き刺さる

< 42 / 117 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop