略奪愛
「お酒?ああ…持ってくよ」
低いあの時とは違う優しい声
カウンターにはお客さんはいなく、おくの席に数名いるだけだった
「ありがとうございます…」
グラスを置いて立ち去ろうとしたとき…
「ねぇ…奏?」
聞きたくなかったのに…はっきりと聞こえてしまった
"奏"と…
ドクン…ドクン
今"ちゃん"付けなかったよね?
「奏?跡は消えた…?」
振り向いちゃだめ…
気にしちゃだめ…
「教えて?奏」
カウンターに置いた手をツゥーとなぞる
雄大さん
「やっ…」
パシッ!
「はなしてください!」
「こっち向きなよ?」
低いあの時とは違う優しい声
カウンターにはお客さんはいなく、おくの席に数名いるだけだった
「ありがとうございます…」
グラスを置いて立ち去ろうとしたとき…
「ねぇ…奏?」
聞きたくなかったのに…はっきりと聞こえてしまった
"奏"と…
ドクン…ドクン
今"ちゃん"付けなかったよね?
「奏?跡は消えた…?」
振り向いちゃだめ…
気にしちゃだめ…
「教えて?奏」
カウンターに置いた手をツゥーとなぞる
雄大さん
「やっ…」
パシッ!
「はなしてください!」
「こっち向きなよ?」