略奪愛
まさか…それは


「私…雄大さんとしたいの」


「真理ちゃん…」


リビングがあまりにも静かだから、真理ちゃんの"したいの"の声が雄大さんに聞こえたんじゃないかって

ドキッとした……


真理ちゃんはいいの?
簡単に体を捧げて…


私は………





「なに?ないしょ話?」


背後から声がすればビクッと反応する私


「あっ…」


私…と言う前に遮った真理ちゃんの言葉


「奏がシャワー貸してほしいって…いってまして…」

えっ?
シャワー!?


「シャワー??ああ…いいよ」


真理ちゃんを見れば…
"お願いだからシャワーに行って"

と目で訴えてる…




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