略奪愛
その時…


キィ…

微かに聞こえたドアの開く音が

とっさに口を手で塞ぐ


「ん?」



「雄大さん…起きてたんですかぁ?」


真理ちゃん!?


「ああ、真理ちゃんどうしたの?」


何もなかったかのように…真理ちゃんににこやかに話す雄大さん


しかも…


「……!」


私に与える刺激も普通にしてくる


嘘…
あり得ない!!あり得ないよ!!

真理ちゃん居るのに止めてよっ!!


「ぁあーのど乾いた…」


「何か…飲めば?」


必死に必死に漏れないように塞ぐ口


けど雄大さんはやめようとしない

むしろ…
足を広げ手繰り寄せて


「んっ!」


一線を越えてきた



< 69 / 117 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop