略奪愛
その瞬間…


「あら?ゆう…何してるの?」


後ろから刺さるような声が背中に受ける


「………」


「先輩?」


莉沙…


「彼女かしら?」


「いや…違うよ」


睨まれてるような目線
隣にはまだ抱きつく真理ちゃん


「そう…じやぁまたね?…彼女もまたね」


"また新しい彼女かしら?"
そう聞こえた


「先輩?先輩聞いてますか…?」


「ん?ああ…とりあえず離れてよ、奏のどこに行かなきゃ」


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