俺は私、私は俺?!
「はい?」


「だから、優は俺の女だからお前と結婚なんてさせねぇ。つか、有り得ない」



私は海斗の言葉にドキドキしながら、お兄ちゃんを見た。



お兄ちゃんは下を向いて、肩を震わせて声を殺しながら笑っていた。



もしかして、こうさせるのは望みだったの?!?!



よし、こうなったら思う存分愛の言葉を聞かせてもらおうじゃないの!



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