春の通り道 《超短編》



お小夜が嫁にいくのは、本当に嬉しい。







友として、心から祝ってやりたい。







「…だけど」






どこか心が落ち着かなかった。




お小夜ともう二度と会えなくなってしまうわけではないのに………何処か遠くの人になってしまうようで寂しいのだ。











「あたし…勝手だわ」




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