夏恋~小さくて素敵な恋~


「わざわざそれを言いにこの時間まで?」

「う、うん。本当は、部活終わるまでと思ってたんだけど本に夢中になっちゃって。」



間抜けだと思われてないかな。



待ってたこと変だと思われたら嫌だな。



塚原くんの顔を見れずにいると、




「なんだよ~…。」



そう言ってその場に座り込む塚原くんがいた。




え、何事???



「どうしたの⁉」

「いや、勘違いしちゃって。」

「勘違い???」



何を勘違いしたの???



「松岡が図書室に居たのは知ってた。」

「え、そうなの?」




あ、見えたのかな?




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