-キミの声が聞きたくて-
海辺に出たあと、バーベキューをする場所、別荘の前まで直人と2人で荷物片手に歩いた。
「やべ……//」
突然、隣で直人が手で顔を隠す。
その視線の先には長野。
ピンク色のビキニを着ていて、髪はゆるふわに巻いて高い位置で1つ結び。
直人、ドキッと来たワケか。
直人ってば可愛いヤツだなぁ。
そんな風に思いながらも別荘の前まで急いだ。
別荘に近づいた時、別荘の中から人影が出てきた。
「……//」
美和だ。
めちゃくちゃ、可愛い。
っていうか、綺麗。
白地に水色の水玉がある水着。
肩紐がなく、首もとで結んである。
下はふわふわしたスカートのような水着で、なんとも美和らしかった。
ちょっと、ヤバいんだけど。
俺も直人も今からドキドキ。
まだまだ近寄ってもいないのに、緊張してしまってる。
大丈夫か、俺ら。