-キミの声が聞きたくて-



気づいてしまったらもう、止められない。

今にもこの感情が溢れ出してしまいそうで。

真田の後ろ姿を見るだけでドキドキした。

真田の前の席だから、毎日毎時間、背中が熱くて。


だけど、今の俺には耐えられなくて。



白いうなじとか、見ているだけでドキドキが止まらなくて。


その背中に手を伸ばしてしまいそうで。


“好き”が溢れ出しそうで。





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