-キミの声が聞きたくて-

*お泊まり二日目*






「「えぇ~~~!!!?」」


現在の時刻は午後8時。
別荘に戻って来た俺たちは、長野と直人に“付き合うことになった”と報告した。


するとあの絶叫。

何を叫んでるんだよ……
夜だぞ、夜。


「そっか~良かったねぇ美和っ」
そう言って美和に抱きつく長野。

そんな長野に対して美和も嬉しそうに笑うと、長野を抱きしめ返していた。



「やったじゃん陸。」
俺の肩に手を乗せながらニコニコの直人。

「直こそ。ニヤニヤしてるってことは………」


そこまでで察したらしい直人が、
「へへへ……うん。」


どうやら長野とうまくいったらしい。
やっぱりって言うか、納得って言うか。


「…良かったな。」

俺が言うと、
「……今日は、4人の記念日だな」

って言って笑った。


1日で、4人一気に幸せになれちゃうとは。




俺、もう最高。






< 135 / 203 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop