-キミの声が聞きたくて-
*お泊まり二日目*
「「えぇ~~~!!!?」」
現在の時刻は午後8時。
別荘に戻って来た俺たちは、長野と直人に“付き合うことになった”と報告した。
するとあの絶叫。
何を叫んでるんだよ……
夜だぞ、夜。
「そっか~良かったねぇ美和っ」
そう言って美和に抱きつく長野。
そんな長野に対して美和も嬉しそうに笑うと、長野を抱きしめ返していた。
「やったじゃん陸。」
俺の肩に手を乗せながらニコニコの直人。
「直こそ。ニヤニヤしてるってことは………」
そこまでで察したらしい直人が、
「へへへ……うん。」
どうやら長野とうまくいったらしい。
やっぱりって言うか、納得って言うか。
「…良かったな。」
俺が言うと、
「……今日は、4人の記念日だな」
って言って笑った。
1日で、4人一気に幸せになれちゃうとは。
俺、もう最高。