-キミの声が聞きたくて-
*ハイタッチ!?*
朝。
人も少ない教室。
俺は席に着き考え事をしていた。
今日は直人と登校して来た。
分かったことは直人の登校時間が早いこと。
俺が早く家を出た時は必ず登校中に会う。
なんか、意外だな。
直人は隠れシッカリ者なのかもしれない。
なんて意味不明なことばかりを考えていた。
ふと顔をあげると、正面から真田が歩いて来ていた。
真田と目が合う。
「あ、真田!おはよっ」
朝から真田と目が合ったことで俺のテンションはハイ。
コクン。
微笑み頷く真田。
これが真田流の“おはよう”なんだよな。
最近、真田のことがわかって来た気がする!!
なんて1人で調子に乗っていた。