-キミの声が聞きたくて-
だけど、夏美がそんな美波を許すハズがなくて………
イジメのターゲットが美波になったの。
最初は美波だって“全然平気”って笑ってたけど、そうもいかなくなったの。
夏美は美波を徹底的にイジメた。
そして美波にこう言ったの。
“あんたなんか生まれて来なければ良かったのに”
って。
美波はどんどん笑わなくなっていった。
休むことはなかったけど、いつも虚ろな目をしていた。
そしてある日美波は………
学校の屋上から飛び降りたの………」